3PL・物流代行の費用、外注前に確認すべき10のチェックポイント——コスト構造を知らずに契約した会社が後悔した理由 ─ 在庫管理のDXに | 完全無償クラウド型ソフト「Spes」

 

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3PL・物流代行の費用、外注前に確認すべき10のチェックポイント——コスト構造を知らずに契約した会社が後悔した理由


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3PL・物流代行の費用、外注前に確認すべき10のチェックポイント——コスト構造を知らずに契約した会社が後悔した理由

執筆:Spes編集部

「見積もりは安かったのに、3ヶ月後には当初の倍近い請求が来ていた」——物流代行を検討している担当者から、こういった声を聞くことがあります。3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)の費用は、単純な保管料や配送料だけでは語れません。契約前に構造を理解していないと、外注化のメリットがそのままコスト増に転じてしまうことがあります。

今回は「チェックポイント先行型」で整理します。外注化を決める前に、この10項目を確認しておくことで、想定外の費用が発生するリスクをかなり抑えられます。

まず確認したい:3PL費用の全体構造

Photo by Tiger Lily on Pexels
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3PL・物流代行の費用は、大きく以下の3層に分かれています。これを最初に頭に入れておくことが、見積もり比較を正確に行う前提になります。

見積もりに固定費しか記載されていないケースや、変動費の単価が契約後に変わるケースもあります。「月いくら」という数字だけで判断するのは危険です。

外注前に確認すべき10のチェックポイント

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以下のチェックリストは、実際に3PL導入を経験した中小企業の担当者(物流・EC・卸売など複数業種)がつまずいた箇所をもとに整理しています。契約前に1つずつ確認してください。

【確認前に読んでほしい前提】
チェックポイントは「費用の見えにくさ」に絞っています。倉庫の品質・セキュリティ・対応品目など、費用以外の観点は別途評価が必要です。

① 最低利用料金の有無

荷量が少ない月でも、一定額が請求される契約が多くあります。開業初期・閑散期・事業縮小局面では、この固定費が重くなります。月あたり最低いくら発生するかを事前に確認してください。

② 保管料の算出単位

保管料は「坪単位」「パレット単位」「棚段単位」と事業者によって異なります。自社の商品サイズ・保管形態に合わない単位だと、実質的な費用が見積もりより大幅に増えることがあります。

③ 入出庫作業費の細目

入荷検品・仕分け・ラベル貼り・棚入れなど、「入出庫」に含まれる作業範囲は事業者ごとに違います。どこまでが基本料金で、どこからがオプションになるかを一覧で確認することが必要です。

④ ピッキング・梱包の単価体系

1件あたり・1点あたり・重量あたりなど、課金単位が複数存在します。SKU数が多い商材や、セット組みが発生する商材では、この単価が月間コストを大きく左右します。自社の出荷パターンを想定した試算を行ってください。

⑤ 繁忙期サーチャージの条件

年末・EC大型セール・引越しシーズンなど、繁忙期に追加料金が発生する契約は珍しくありません。EC事業者であれば、年間売上の30〜40%が集中することもある繁忙期にサーチャージが重なると、費用予測が大きく狂います。

⑥ 返品・キャンセル対応の費用

返品受け取り・検品・再保管・廃棄の費用が別途発生するかどうかを確認します。アパレルや食品では返品率が高くなりやすく、ここを見落とすと月間コストが積み上がります。

⑦ 在庫管理システムの連携可否と費用

自社の在庫管理・受発注システムと3PL側のWMS(倉庫管理システム)をAPI連携できるかどうか、できる場合の費用はいくらか、を確認します。連携できない場合、手入力や二重管理が発生し、外注化の効率メリットが損なわれることがあります。受発注管理から出荷まで一元管理できる仕組みを先に整えておくことで、3PL連携時のコスト最適化がしやすくなります。

⑧ 倉庫ロケーションと配送エリアのマッチング

倉庫の立地が顧客への配送エリアと合っていないと、配送費が余分にかかります。たとえば、主要顧客が関西圏なのに倉庫が関東にしかない場合、配送距離が長くなる分だけコストが増えます。提携倉庫の拠点数と地理的な広がりを確認することが重要です。Spesでは、全国2,000拠点超の提携倉庫ネットワークを活用し、荷主の立地・取扱品種・保管量に応じた倉庫提案を行っています。倉庫選定で悩んでいる場合は、こちらからご相談いただくこともできます。

⑨ 契約期間と中途解約の条件

最低契約期間が設定されている場合、事業縮小や内製化への切り替え時に違約金が発生することがあります。特に初めて3PLを利用する企業は、短期間で条件を見直せる契約形態から始める選択肢も検討してください。

⑩ 費用シミュレーションの提示を依頼する

自社の過去3ヶ月の出荷実績(件数・重量・SKU数・返品率など)を提示して、月間費用の試算を書面で出してもらうことを必ず行ってください。口頭での概算だけで判断すると、後から「聞いていた金額と違う」というトラブルになります。

費用項目見落としやすいポイント確認すべき内容
保管料算出単位(坪・パレット等)自社商品サイズとの適合性
入出庫費作業範囲の定義どの工程が含まれるか一覧化
ピッキング費件数 vs 点数の違い自社出荷パターンでの試算
サーチャージ発動条件・上限なし繁忙期の費用上昇幅を試算
返品対応費返品後の処理フローと費用返品率の高い商材では必須確認

外注化で「コストが減る」会社と「増える」会社の分岐点

受発注管理の自動化が進んでいる会社ほど、3PL連携時のコスト最適化が実現しやすくなります。受注データが自動で出荷指示に変換される仕組みがあれば、3PL側のWMSとの連携もスムーズになり、手作業による誤出荷・余分な作業費の発生を抑えられます。

一方、受注処理が電話・FAX・メールでバラバラに届いている状態のまま3PLに外注しても、情報をまとめる工数は社内に残ります。「倉庫作業は外注できたが、受注入力の手間は変わらなかった」というケースは珍しくありません。

3PLに切り替える前に、受発注の整理から着手するのが順序としては自然です。Spesでは、電話・FAX・メール受注の入力代行から、複数モール・取引先の受注を一元管理する仕組みの構築まで、段階的に対応しています。

よくある質問

3PL費用の相場はどのくらいですか?

商材・出荷量・倉庫ロケーションによって大きく異なります。中小EC事業者の場合、月間出荷300〜500件程度で月額15万〜40万円程度が一つの目安とされることがありますが、繁忙期サーチャージやオプション費用が加わると変動します。必ず自社の出荷実績を提示してシミュレーションを取り寄せてください。

3PLと自社倉庫、どちらが安くなるか判断する方法はありますか?

人件費(倉庫スタッフの給与・社会保険料)+倉庫賃料+システム費用+マネジメントコストの合計を、3PL費用のシミュレーション金額と比較するのが基本です。自社倉庫のコストは固定費割合が高くなりやすく、繁忙期の対応コスト(残業・派遣)も加算して比較することが必要です。

倉庫の場所が重要な理由は何ですか?

配送費は距離と重量で決まるため、主要顧客の所在地と倉庫の距離が短いほどコストが下がります。また、翌日配送・当日配送のエリアカバー率にも影響します。1拠点しか持たない3PL事業者より、複数拠点から荷主に最適な倉庫を提案できる事業者を選ぶほうが、配送コストの最適化につながりやすいです。

3PL・物流代行の費用は、表面上の見積もり額だけでは判断できない要素が多くあります。上記の10チェックポイントを使って事前に精査し、自社の受発注体制の整備とセットで検討することをお勧めします。具体的な費用感や体制づくりについて相談したい場合は、こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

参考:政府統計ポータル(e-Stat)では、物流・倉庫業に関わる統計データを確認できます。費用の市場感を把握する際に活用してください。

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